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マンチェスター・Uの初優勝で幕を閉じたギネス杯 そしてリストラリスト完成へ
「アメリカのファンにとっても、地元のファンにとっても、リバプールに勝てて良かった。われわれのサポーターの好きなクラブではないからね。プレシーズンの試合なので、負けるより勝った方がいいのは間違いない。でも、一番大事なのはスウォンジー戦。絶対に勝たなければいけない」
指揮官は、米マイアミ州・サンライフスタジアムで行われた優勝セレモニー後に表情を引き締めた。大会規定では選手の交代は自由となっているが、この日は同点弾を決めたイングランド代表FWウェイン・ルーニーを含め、4選手をフル出場させた。前半8分にMFアントニオ•バレンシアが負傷交代するアクシデントはあったが、公式戦をより意識した起用法となった。
ファンハール監督は「今回のこの大会での選手の疲労度は高い。試合前には選手に、自分の身体と相談するんだ、と話した。自ら交代を申し出たのは賢い選択だ」と語るなど、コンディショニングにも細かく気を配っていたことを明かした。大会後、マンチェスターに戻って選手との個別面談の場をつくり、評価の低い選手にはそこで戦力外通告を行うことをすでに表明している。
日本代表MF香川真司はこの日、後半23分から途中出場し、しっかりとしたパフォーマンスを見せた。その香川にはアトレチコ・マドリードが獲得に乗り出していると地元メディアが報じてきたが、マンチェスター・Uに残留し、ポジション争いを戦い抜くことをこの日の試合後に表明している。覚悟を決めた香川と、面接時に何を話すのか。人員整理のリストを片手に、首切り将軍の持つギロチンは誰の首に落ちるのか。ほどなく明らかになる指揮官の決断に注目が集まる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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