U-23日本代表、サウジアラビア戦のミスはなぜ起きた? 「本当に各々バラバラだった…」
終盤にバックパスのミスから失点 手痛い黒星を喫する
U-23日本代表は10日、タイで開催中のU-23アジア選手権で初戦のサウジアラビア戦に臨み、終盤に痛恨の失点を喫して1-2で敗れた。東京五輪イヤーの初陣だったが、序盤から押し込むサウジアラビアに苦戦。後半3分に先制点を許すと、同点の同43分にはバックパスの連係ミスからPKを献上して、勝ち越し点を浴びた。試合終盤に最終ラインでミスが出てしまい、決勝トーナメント進出に向けては手痛い敗戦となった。
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あまりにも厳しいミスだった。1-1の試合終盤、3バックの左を務めるDF古賀太陽(柏レイソル)がバックパス。中央のDF岡崎慎(清水エスパルス)に向けて出したパスは大きくずれた。GK大迫敬介(サンフレッチェ広島)も判断できない状況で相手にかっさらわれ、ペナルティーエリア内で岡崎が相手を倒してしまいPKを献上。これを決められて、勝ち越しを許した。
試合終盤にバックパスのミスで失点。致命的なミスはなぜ起こってしまったのか。出した本人の古賀は「僕としてはマコに出したつもりだったけど、明らかにずれてしまった」と言い、岡崎は「自分的には太陽からサコ(大迫)に目が合っていると思っていて、パススピードが緩かったので自分かなと思ったけど、球筋が大迫選手の方だった」と認識の違いがあった。大迫は「太陽君のパスはマコ君(岡崎)だと思って、僕はマコ君から受けようと思って少し下がって時間を作ろうと思った」と3人の連係がかみ合わなかった。
東京五輪イヤーの初陣。半年後には本番が迫っている。今大会は五輪最終予選を兼ね、上位3チームに入れば出場権を獲得できる。開催国枠で出場が決まっている日本以外は絶対に敗戦が許されない状況ではあるものの、手痛いミスには変わりない。PKを献上するファウルを犯してしまった岡崎は試合後、冷静に分析した。
「本当に各々バラバラだったのが一番良くなかったのかなと。相手が意外とギアが上がっていたので、3バック3枚で回していて結構リスキーだった。あのミスは仕方がないとは思わないけど、ボランチの田中選手(碧か駿汰の)どちらかを下げて4枚で回して方が良かったのか。それとも3枚でリスクもかけつつ、相手をはがしたら全員のFWを置き去りに出来ているくらいの守備をやるのか。チームとしてそこが少しまばらになった」
中2日で迎えるシリア戦に敗れればグループリーグ敗退が決まってしまう。アジアでの「優勝」を目標に掲げた以上、残り2試合で這い上がっていくしかない。
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