“韓国のメッシ”、ベルギーでの苦闘は「想像もしていなかった」と吐露 「面談を回避されていた」

シント=トロイデンの韓国代表FWイ・スンウ【写真:Getty Images】
シント=トロイデンの韓国代表FWイ・スンウ【写真:Getty Images】

12月26日のベフェレン戦で今季初出場 前監督とのコミュニケーション不足を明かす

 ベルギー1部シント=トロイデンの韓国代表FWイ・スンウは、現地時間12月26日の第21節ベフェレン戦(0-1)で後半24分から途中出場し、今季初出場を果たした。長期間にわたって出番がなかった時期について、「想像もしていなかった」と母国紙に対して語っている。

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 イ・スンウは昨夏の移籍市場でイタリアのエラス・ヴェローナからシント=トロイデンに加入。エースナンバーの「10」を与えられ、主力としての活躍を期待されていた。しかし当時のマーク・ブライス監督の下では出場機会が与えられず、2019年ラストマッチのベフェレン戦での新天地デビューとなっている。

 鳴り物入りでの移籍ながら、全く出番が訪れない状況が続いていたイ・スンウ。韓国紙「中央日報」によると、年明けの韓国での自主トレーニング中に取材に応じ、ベフェレン戦までの境遇を「想像もしていなかったことだ」と告白。さらに「ヴェローナではシーズンに1~2回も監督が代わり、難しい状況となっていた」と移籍の背景にも言及している。

 記事によると、シント=トロイデンからオファーを受けた際は「冬に移籍してもいいから、存分に実力を発揮してくれ」と説得され、移籍を決断。しかし出場機会のない状況が続き、イ・スンウは「監督には何度も聞いてみたが、質問するたびに違う話題にしてはぐらかされた。会話を続けることができず、面談を回避されているように感じた」と明かしている。

 ブライス監督は11月末に解任となり、その後に暫定的に指揮を執っていたコーチも退任。4日にはミロス・コスティッチ監督の就任が発表されている。今冬の移籍市場では他チームからのオファーもあるとのことだが、「今は移籍するのではなく、挑戦すべきタイミング」として、残留の意思を固めているようだ。

 しばらく遠ざかっている韓国代表への復帰も「機会さえ与えられれば自信がある」と、意欲を隠さないイ・スンウ。バルセロナの下部組織時代には「韓国のメッシ」とも呼ばれた逸材は、シント=トロイデンで復活の後半戦を迎えるのだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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