南野到着で「フィルミーノが居場所を失った」 “強制退去”に英注目「来たる未来の兆し?」
南野のロッカーがケイタとマネの間となったことから、フィルミーノは場所が変更に
日本代表MF南野拓実は1月1日付けでリバプールに移籍し、5日に行われたFAカップ3回戦のエバートン戦(1-0)でデビュー戦を飾った。今後の活躍が期待されるが、英メディアは「フィルミーノが居場所を失った」と南野到着により、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノのロッカールームが“強制退去”となったことに注目し、「来たる未来の兆し?」と今後のポジション争いにも投影している。
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エバートンとの“マージーサイド・ダービー”で先発出場した南野は4-3-3システムの最前線に配置された。前半34分に左サイドからのベルギー代表FWディボック・オリギのクロスにジャンピングヘッドを試みるもあと一歩届かず、移籍後初ゴールとはならなかった。後半に入っても果敢なハイプレスで献身的なプレーを見せ続けたが、ネットを揺らせぬまま後半25分に途中交代している。
一方、南野が早期にフィットするべく、ロッカールームでは背番号「18」ながら、背番号「8」のギニア代表MFナビ・ケイタと背番号「10」のセネガル代表FWサディオ・マネの間の場所を与えられることになり、クラブが“元ザルツブルクトリオ”でコミュニケーションを図らせる意図を英メディアが伝えている。
これにより、背番号「9」のフィルミーノの場所が変更することになったが、英紙「デイリー・スター」は「フィルミーノが居場所を失った」と見出しを打ち、「犠牲となったのはフィルミーノだ。南野の到着により、強制退去が刊行されることになった」と説明している。
また、英サッカー情報サイト「CAUGHT OFFSIDE」は「来たる未来の兆し?」と取り上げ、南野がエバートン戦でプレーしたポジションがフィルミーノと被ることから、将来的にピッチ上でも同様の“強制退去”が実現する可能性も指摘していた。もっとも、フィルミーノ自身はおそらく、新たなチームメートが溶け込むためにも、ロッカーの変更が施されたことを気にも留めていないだろう。