マンUのブラジル代表MF獲得は失敗 ラツィオ側が59億円オファーを拒否
昨夏に65億円で狙ったアンデルソン 減額評価にラツィオSDが難色
マンチェスター・ユナイテッドはラツィオのブラジル代表MFフェリペ・アンデルソン獲得を目指していると報じられているが、昨夏に5000万ユーロ(約65億円)のオファーを拒否され、獲得が失敗に終わっていたことが分かった。ラツィオのイグリ・ターレSDが、伊地元テレビ局「メディアセット・プレミアム」に対して語ったもの。
ユナイテッドは不振の攻撃陣のテコ入れのため、ラツィオで躍動するブラジル代表アタッカーの獲得に動くと報じられている。その関心は昨夏から続いており、実際に高額オファーを拒否されていたという。そして、ターレSDによれば「夏以降、現在までにマンチェスター・ユナイテッドからのオファーはない」と語り、今冬の接触については否定している。
「我々は8月に5000万ユーロ(約65億円)のオファーを拒否した。それからは状況は何も変わっていない。なぜなら継続して活躍していれば、彼の価値はそれ以上だからだ」
今冬は4500万ユーロ(約59億円)で獲得に動くと報じられていたが、夏のオファーを下回る金額だ。ターレSDはアンデルソンの価値はユナイテッドの評価額を上回るとして、移籍について否定的な見解を示した。
ドリブルあり、シュートありと攻撃面のあらゆる能力を高次元で備える22歳のアンデルソンは、ブラジルの将来を担うと期待されるタレント。この2年間で460億円を投資するなど豊富な資金力を誇るユナイテッドだが、この逸材の獲得は一筋縄ではいかないようだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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