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去就問題で揺れる香川が覚悟を口に 「そのために戦っている」とマンチェスター・U残留を希望
プレシーズンマッチとは言え、欧州の名だたる強豪が顔をそろえたギネス杯で、昨季プレミアリーグ7位に終わった凋落の名門が復活の狼煙を上げる今季初タイトルを獲得した。途中出場ながら全試合でプレーした香川は、同じプレミアで覇権を争うライバルであるリバプール相手に3-1で勝利した後、決然とした表情を浮かべた。
「今季はマンチェンスター・Uに残るのか?」
興奮冷めやらぬマイアミ•サンライフスタジアムのミックスゾーンに登場した香川はメディアからのこの質問に対し、即答した。
「そうですね。その気持ちで僕はいる。そのために戦っている」
マンチェスター・U残留、そして、ポジション争いを戦い抜く覚悟を短い言葉に込めた。欧州メディアは、アトレチコ•マドリードが香川獲得に動いていることを報道。ディエゴ•シメオネ監督の強い要望で、身分照会を済ませ、巨額の移籍金も準備していると伝えられている。昨季のリーガ王者、そして、欧州チャピオンズリーグ準優勝の強豪に乞われて、迎えられることは誇るべきことだが、香川は 違った。
この日は2-1リードの状況で出番を迎えた。後半12分に逆転弾を決めたマタとの交代でトップ下に入った。
「2-1で勝っている状況だった。(マンチェスター・Uは)ディフェンスラインも下がって、セーフティーに試合を運んでいた。その中で、攻撃で結果を残したかったけど、試合の状況的には厳しかった。その中でもチームが勝ちきれたのは良かった」
後半27分と、34分にはイングランド代表FWウェイン•ルーニーとの連係でチャンスを演出するなど、見せ場をつくった。堅実なプレーを続けていた香川だが、唯一のミスが追加点の呼び水となった。後半43分、MFアシュリー•ヤングのクロスをトラップミス。これをフォローしたジェシー•リンガードが右足で豪快な3点目を入れた。