イングランド“過密日程”、グアルディオラが再び苦言 「風呂に入り、食べて寝るだけ」
リーグ杯でマンUに快勝も…「12日間でオフは1日もなかった」
イングランドでの年末年始の過密日程については、これまでも再三にわたり各クラブの監督などから不満の声が上がっている。現地時間7日に行われたリーグカップ準決勝第1戦で、宿敵マンチェスター・ユナイテッドとのダービーマッチを3-1で制したマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督も、あまりの過密日程に選手の疲労困憊などを訴えている。英地元紙「マンチェスター・イブニングニュース」が報じている。
シティは敵地で臨んだ7日のユナイテッド戦で、前半17分にポルトガル代表MFベルナルド・シウバのゴールで先制。同33分にはアルジェリア代表MFリヤド・マフレズが追加点を挙げ、さらにその5分後には相手のオウンゴールも重なり前半を3点リードで折り返した。後半はユナイテッドのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードに1点を許すも、3-1で勝利を収めている。
第2戦に向けて大きなアドバンテージを得たシティだったが、この試合は11月23日のプレミアリーグ第13節チェルシー戦(2-1)から、45日間で公式戦14試合目。グアルディオラ監督は試合後に、選手たちは身体的にも精神的にも限界に達していると述べ、さらに自身のプライベートな時間も台無しになっていると語っている。
「12日間で5試合、我々にはトレーニングの時間もない。もしかしたら、もうすぐ練習できるようになるかもしれないが、今のところ、そのようなスケジュールの中でそんな時間はない。風呂に入り、食べて寝る。それだけだ。ベストを尽くそうと努力している。だが、問題は私を含めてリカバリーの時間がないこと。自分のチームのプレーを確認して、次の試合に備える時間もないんだ」
さらに「ここ12日間は、彼ら(選手たち)にオフは1日もなかった。ここ23日間ではわずか2日だけ。私がフレッシュになれと言う時は、すなわちメンタル的にもフィジカル的にもフレッシュになる必要があるということだ」と、好パフォーマンスを発揮するためには適度な休息が必要だと訴えた。
「全てのクラブにそれが必要」と続け、「マンチェスター・シティのことだけではない。他のチームもリズムを崩し、苦しんでいるのが分かるだろう。なぜなら(試合が)多いからだ」と、恒例となっている年末年始の過密日程に対し、改めて苦言を呈していた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)