イブラヒモビッチ、復帰したミランの課題点を指摘 「あまりにも自信の不足を感じた」
復帰初戦となったサンプドリア戦は後半10分から途中出場もゴールならず
セリエAの名門ACミランに復帰した元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、現地時間6日のリーグ第18節サンプドリア戦で移籍後初戦を迎えたが、チームは0-0の引き分けに終わった。後半10分から途中出場したストライカーは「あまりにも自信の不足を感じた」と課題を語っている。
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イブラヒモビッチはスコアレスで迎えた後半10分にピッチへ登場。当然ながら、本拠地サンシーロに詰めかけたミランのサポーターが望んだのは、彼による決勝ゴールだった。しかし、息が合う、合わない以前にゴール前のイブラヒモビッチにボールは届かない。クロスに対して高さを持つストライカーがいるにもかかわらず、そのほとんどはニアサイドの相手に引っ掛かるという状況だった。
結局、試合は0-0のまま終了。イブラヒモビッチは試合後に衛星放送局「スカイ・スポーツ」に対して、ミランの現状をこう語っている。
「ピッチを見れば、あまりにも自信の不足、ゴールへのアグレッシブさの不足を感じ、一貫性も足りていなかった。このチームの持つ最大値を出すために何が必要なのかを理解しなければいけない。ここに来てまだ4日だが、チームを助けるためにあらゆることをしたい。ちょっと自信が足りない」
2010-11シーズンに、ミランとして最後の主要タイトルとなったリーグ優勝を引き寄せ、その1年後にクラブを離れたイブラヒモビッチだが、7年半が過ぎて戻ってきた古巣はあまりにも強者の地位から離れた時間が長すぎたのかもしれない。そうしたことが、最終的に1点差でも勝つチームのメンタリティーを失わせた可能性は十分にある。
それでも、衛星放送局「スポーツ・メディアセット」に対してイブラヒモビッチは、「ミランが再建できる可能性は100%だと確信している。一歩ずつだ」という力強いコメントも残した。カリスマストライカーがミランをどのように変化させるのか、セリエAにおいて後半戦の注目ポイントになるのは間違いない。