日本人Jリーガーも選出 英紙「まだ現役と知られていない選手6傑」で「いまだ伝説」評価
海外3カ国でプレーした中村俊輔が、ピサーロやマスチェラーノらとともに登場
選手生活は短いとも言われるサッカー界だが、イスラエルでは2019年に73歳GKイサック・ハイクがギネス世界記録に認定、日本でも横浜FCの元日本代表FW三浦知良がJリーグ最年長出場記録(52歳8カ月26日)を保持し、13年ぶりにJ1リーグを戦う今年2月には53歳となる。そんななか、英紙「ザ・サン」は「まだ現役と知られていない選手たち」と題して世界のベテランをピックアップ。日本が誇る天才レフティーも名を連ねている。
日本代表FW大迫勇也とブレーメンで同僚の元ペルー代表FWクラウディオ・ピサーロ(41歳)、かつてバイエルンでもプレーした元パラグアイ代表FWロケ・サンタ・クルス(38歳/オリンピア)、長年バルセロナで活躍した元アルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノ(35歳/エストゥディアンテス)、元ノルウェー代表FWモアテン・ガムスト・ペデルセン(38歳/トロムソ)、スペイン代表FWアルバロ・ネグレド(34歳/アル・ナスル)とともに挙げられたのが、41歳の元日本代表MF中村俊輔だ。
1997年に桐光学園高から横浜マリノス(現・横浜F・マリノス)に加入した中村は、3年目から10番をつけて活躍。2000年には自身初となるリーグMVPを受賞した。その後、02年にイタリア・セリエAのレッジーナへ渡ると、05年からはスコットランドの強豪セルティックでプレー。UEFAチャンピオンズリーグでマンチェスター・ユナイテッド相手に直接FK弾を2回決めるなど、4シーズンの在籍で強烈なインパクトを残してレジェンドとして名を刻んだ。
その後はスペインのエスパニョールを経て、2010年にJリーグへ復帰。横浜FM、ジュビロ磐田、横浜FCと在籍し、新シーズンは再びJ1の舞台でのプレーが期待されている。記事の寸評では、「視野、ボール扱いのスペシャリストのクオリティーは41歳となった今も健在だ。ナカムラは日本に戻り、Jリーグの横浜FCにいる。いまだに伝説だ」とベテランレフティーを紹介している。
今年6月に42歳を迎える中村がどんなプレーを見せるのか、海外も熱視線を送っている。