世界で最も冷静なキック? 「スローモーションPK」に海外衝撃「走ることを拒否した」
イングランド2部で生まれたPKに海外メディアが反応「イギリスを席巻」
イングランド2部のEFLチャンピオンシップで生まれたゴールに衝撃が走っている。チャールトンのモントセラト代表FWライル・テイラーが独特のスタイルでネットを揺らし、「世界で最も冷静なキック」「スローモーションPK」と世界中で反響が広がっている。
試合は2019年の大晦日に行われ、チャールトンが第25節でダービー・カウンティFC戦と対戦。相手MFジェイソン・ナイトに2ゴールを奪われて劣勢のチャールトンが終盤にPKを獲得する。絶好のチャンスでキッカーを務めたのがテイラーだ。
ペナルティーアークの外に立ったテイラーは、ゴールと相手GKの位置を眺めながらゆっくりと始動。長めの助走からスピードをつけて蹴り込むかと思われたが、一歩、二歩と歩き出したテイラーはそのまま静かに近づく。最終的に、徒歩のスピードを維持しながらキックモーションに入り、相手GKの逆をついてネットを揺らして見せた。
試合には1-2で敗れたチャールトンだが、テイラーのPKに海外メディアが反応。スペイン紙「AS」は驚きとともに動画付きで紹介し、「イギリスを席巻する“スローモーション”PK…そしてそれは無駄だった!」と敗戦を伝えている。
海外サッカーサイト「BeSoccer」スペイン語版は「テイラーはPKで走ることを拒否した!」と見出しを立て、「ボールに向かって走ることなく、非常に独特なシュートスタイルを持っている」と報道。さらにペルーメディア「depor.com」は「世界で最も冷静なキック」と称している。
イングランド国内で話題となっていた“スローモーションPK”だが、世界中に反響が拡大しているようだ。
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