“強い浦和”の復活なるか 大槻監督が始動初日に宣言「主体的な意図を持ったサッカーを」
7日から浦和が始動、大槻監督が意気込み「大きなチャレンジをする年になる」
浦和レッズの大槻毅監督は、7日のチーム始動日のトレーニングを終えた後に記者会見を行い、新シーズンに向けて「主体的な意図を持ったサッカーをしていきたい」と意気込んでいる。
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大槻監督は浦和で分析担当やユース監督と兼任の育成ダイレクターなどを務め、2018年に約3週間の暫定監督、昨年は6月から途中就任していた。昨年はリーグ戦で14位に低迷した一方で、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では準優勝の成績。強化体制が一新された浦和は続投を決断し、今季に臨む。
それにあたり大槻監督は「大きなチャレンジをする年になる」として、この日の午前練習が晴天、午後練習が冷たい雨という天候に触れて「いろいろな状況に立ち向かっていけという暗示のように感じた」と明かす。そして「これまでに2回監督をやらせてもらったが、いつも難しい状態でパワーを使った。そのパワーを今季はチームを作り上げるキャンプにぶつけられるのはポジティブなこと。作り上げる時間はある」と力を込めた。
先月にトップチームの強化責任者に就任した土田尚史スポーツ・ダイレクターは、昨季の大槻監督について「目先の勝ち点を要求されて、思うようなサッカーをできなかった」という。では、このスタートからの時間を与えられて作り上げる大槻監督のサッカーとはどのようなものなのか。それについて指揮官はこう語った。
「選手たちとのミーティングで映像を見せたんですが、主体的な意図を持ったサッカーをしていきたい。こういう狙いがあるから、この立ち位置を取って、このボールの動かし方をして、というような逆算で組み立てられるものにしたい。もちろん、主体的と言っても相手がいるのがスポーツであるので、駆け引きのところはある。ただ、自分たちを持っていないといけない。4バックも含めていろいろな形もあるけど、その志の部分を大事にしたい」