U-23主将GK小島亨介、“一丸”選手ミーティングで白星発進狙う 「伝えさせてもらった」ことは?

今大会のチームキャプテンに任命されたGK小島亨介【写真:Getty Images】
今大会のチームキャプテンに任命されたGK小島亨介【写真:Getty Images】

森保監督から今大会のチーム主将に指名され、チームの成熟度向上を強く意識

 森保一監督率いるU-23日本代表は8日、タイで開催中のU-23アジア選手権の初戦・サウジアラビア戦(9日)に向けて、冒頭15分を公開した練習に臨んだ。夕方の午後5時から練習予定だったが、急遽前日、試合時間に近い午後7時からに変更。他国は東京五輪切符がかかる“本気モード”で臨むなか、森保ジャパンもアジアの難敵相手にギアを上げた。チーム主将に任命されたGK小島亨介(アルビレックス新潟)は、選手ミーティングで一丸となったことを明かした。

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 日は落ち、すっかり暗くなったバンコク市内のグラウンド。世界的にも有名なバンコクの渋滞に巻き込まれ、チームの到着も数分遅れたが、全員揃って初日のサウジアラビア戦に向けて士気を高めた。この日の公式会見で森保監督からチーム主将であることを明かされた小島は、自身の声掛けで選手ミーティングを開き、目標を「優勝」に設定。そのために必要なこともとことん話し合ったという。

「自分としてはチームの成熟度を上げたいというところと、結果にこだわるというところをみんなの前で話させてもらった。五輪に向けてもそんなにみんなで集まれる機会は多くないので、その1回1回の合宿でチームの成熟度を高められるかが重要になる。そこは伝えさせてもらいました」

 小島は不在だったものの、昨年11月に行われた“国内お披露目”の国際親善試合U-22コロンビア代表戦。A代表のMF堂安律(PSV)やMF久保建英(マジョルカ)らが招集されるなか、0-2の完敗を喫した。12月に行われたU-22ジャマイカ代表戦(9-0)では、危機感を感じた選手たちが自主的にミーティングを開き、守備の仕方をすり合わせた。小島自身も密に意思疎通を図ることが大切だと実感しているようだ。

「重要になってくるのはコミュニケーションだという話をして、ピッチの外ではもちろんですけど、特にピッチの中で練習の中で少しでも合わないことがあれば即時に自分たちで話し合って解決するというところはやって欲しいと伝えましたし、それは今回の合宿で全員が意識してくれているので、非常にいい練習ができていると感じています」

 選手ミーティングも最初は森保監督から話があり、「目標を決めて欲しい」と頼まれた。集まって設定した目標は、もちろん「優勝」。そのなかで「結果にこだわる」ことと、「チームの成熟度を高める」というテーマを掲げた。

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