森保監督、U-23代表チーム主将にGK小島を指名 「チームの歴史を知っていることと…」
9日にU-23アジア選手権の初戦サウジアラビア戦を迎える
森保一監督率いるU-23日本代表は9日、タイで開催されているU-23アジア選手権初戦のサウジアラビア戦を迎える。初戦を控える8日は、試合会場のタマサートスタジアムでB組の日本、サウジアラビア、カタール、シリアの全監督が集結して会見を実施。会見に出席した森保監督は、同世代を引っ張ってきた主将のMF中山雄太(PECズウォレ)不在の今大会におけるチーム主将に、GK小島亨介(アルビレックス新潟)を指名した。
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B組の監督が一堂に会して行われた前日会見。森保監督は初戦の相手サウジアラビアへの警戒を示した。18年8月のアジア大会では準々決勝で対戦。2-1で勝利を収めたが、厳しい戦いだった。A代表が臨んだ19年1月のアジアカップでもサウジアラビアに70パーセント以上ボールを保持されたなか、1-0で勝利。今回も拮抗した一戦が予想されている。
「この大会での初戦は難しい戦い。選手たちはこれまで彼らができる最大の準備をしていますので、少しでもリラックスして試合に集中して自分の力を出し切れるように働きかけていきたい。まずは、相手のことは尊重して、リスペクトしつつ、自分たちの力を最大限出し切れるか。サウジアラビアに関してはこれまでアジア大会で対戦していますし、A代表のアジアカップでも対戦しています。非常に個の上手さ、強さがあり、組織的にも戦える。非常に難しい戦いになると思っています」
今大会、同世代の主将・中山は欧州組でシーズン中のため不在。“代役”には小島が抜擢された。ゲーム主将は出場選手の中から決めていくが、大会を通してまとめ役に任命されたのは長年にわたって年代別代表として活躍してきた守護神候補だ。指揮官はその理由を説明した。
「(小島は)このチームで長くプレーしていますし、私が2017年12月からこの活動で監督させてもらっていますけど、そこでも長くプレーしてくれている。その前の内山(篤)監督が率いていた(2017年の)U-20ワールドカップでもチームの中心となっていた選手。このチームの歴史を知っていることと、みんなの意見を集約してくれたり、全体を見ることができる選手だと思うので、キャプテンに指名させてもらいました」
東京五輪に向けて本格的な“サバイバル”ともなる今大会。まずは難敵ぞろいのグループリーグを突破するため、初戦での白星を目指す。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)