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スペイン王者AマドリードがマンU香川とエルナンデスのダブル獲りへ “43億円”オファーを準備
同紙によると、アトレチコはギネス・インターナショナル・チャンピオンズカップ第3戦レアル・マドリード戦で白い巨人にとどめを刺す3点目を完璧なクロスでアシストした香川とヘディングでゴールを決めたエルナンデスの2人を獲得するためにマンチェスターUにオファーを出す準備に入ったという。
昨季のスペイン王者でチャンピオンズリーグ準優勝と躍進したアトレチコはチェルシーにFWディエゴ・コスタとDFフェリペ・ルイスを放出。そこで、ディエゴ・シメオネ監督は香川とチチャリートの獲得を切望し、この2人の補強に向けて合計2500万ポンド(43億2500万円)という巨額資金を準備しているという。
記事ではルイス・ファンハール監督が3-5-2システム(3-4-1-2)を適用することから、香川はあまり適性のないウイングでのプレーを希望しない限り、出場機会の減少を理解しているとしている。トップ下にはイングランド代表ウェイン・ルーニー、スペイン代表ファン・マタ、ベルギー代表アドナン・ヤヌザイというライバルが存在する。
一方、チチャリートも2トップ争いの序列でオランダ代表ロビン・ファンペルシ、ルーニー、イングランド代表ダニー・ウェルベックというライバルが上にいると報じられている。
ファンハール監督は米国で行われたギネス杯終了にマンチェスターに戻り、選手と個人面談を持つことを発表。指揮官の中で評価の低い選手には戦力外通告を行う方針を固めている。
エルナンデスはこの日のギネス杯決勝リバプール戦で先発。香川は後半23分にマタと交代で途中出場した。ファンハール監督も相性のいい2人を戦力として評価しているが、昨季リーグ7位に終わったことから今季マンUは欧州のカップ戦参加資格を持たず、公式戦の試合数が少ないというネックも存在する。
スペイン紙アスがアトレチコのトルコ代表MFアルダとのトレードの可能性も報じているが、果たしてアトレチコからの完全移籍のオファーは届くのか。香川とエルナンデスの去就にヨーロッパから大きな注目が集まっている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web