韓国代表FWソン・フンミン、2019年“3度のレッドカード”に言及 「耐え難いものだった」

トットナムFWソン・フンミンが、自身の2019年“3度のレッドカード”に言及【写真:Getty Images】
トットナムFWソン・フンミンが、自身の2019年“3度のレッドカード”に言及【写真:Getty Images】

「もう過去のこと」と前に進む意思を示す

 トットナムの韓国代表FWソン・フンミンは2019年内にレッドカードを3回受ける不名誉な記録を打ち立てた。過去の退場劇について「耐え難いものだった」と心境を明かした。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。

 ソン・フンミンは昨季のプレミアリーグ第37節のボーンマス戦(0-1/2019年5月4日)で一発退場となり、3試合出場停止を受けた。これが1回目の退場だった。続く第38節のエバートン戦(2-2/同年5月12日)で1試合を消化したものの、その影響は今季まで持ち越しとなり、開幕から2試合の欠場を余儀なくされた。

 2回目の退場は昨年11月3日のプレミアリーグ第11節のエバートン戦(1−1)で、ソン・フンミンはポルトガル代表MFアンドレ・ゴメスを止めようと背後からスライディングタックルを仕掛け、このファウルがレッドカードの対象に。ゴメスは右足首の脱臼骨折という重傷を負った。

 のちにソン・フンミンのタックルがゴメスの足に当たっていないとしてトットナムが異議申し立てを行い、受理されたために処分は撤回されたが、この一件は大きな物議を醸した。

 そして、この騒動が覚めやらないうちに再びソン・フンミンは退場処分を受けてしまう。昨年12月26日に行なわれたプレミアリーグ第18節チェルシー戦(0-2)で、ドイツ代表DFアントニオ・リュディガーの胸を蹴り上げる荒々しいプレーをしてしまい、3度目のレッドカードを受けた。

 このプレーで3試合の出場停止を受けたため、ソン・フンミンはプレミア第19節~21節を欠場。5日のFA3回戦ミドルスブラ戦(1-1)で復帰を果たしたソン・フンミンは度重なる退場について、改めて振り返っている。

「もう過去のこと。今はもうそれについて話したり、考えたりしたくない。これから起こることに集中したい。それが最も重要なことだ。今はこのシチュエーションから学ぼうとしているところ。3度のレッドカードは望んでいないことだった。予想もしていないことで、堪え難いものだったよ」

 エバートン戦でゴメスが負傷した際には、ソン・フンミンはピッチ上で涙を流し、スタッフに肩を借りなければ歩けないほどにショックを受けた様子だった。自身の振る舞いが招いた事態だったとはいえ、キャリアの中で最も辛い時期を過ごしていたようだ。

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