リバプール主力MFが来夏に退団へ? 「南野が穴埋めする役割を務める」と英指摘

MF南野拓実はFAカップ3回戦のエバートン戦で"リバプールデビュー"【写真:AP】
MF南野拓実はFAカップ3回戦のエバートン戦で"リバプールデビュー"【写真:AP】

不動のインサイドハーフを務めるMFワイナルドゥムに移籍の可能性が浮上

 日本代表MF南野拓実は1月1日付けでリバプールに移籍し、5日に行われたFAカップ3回戦のエバートン戦(1-0)でデビュー戦を飾った。今後、即戦力としての活躍が期待される一方、チームで主力を張るオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムが来夏で退団する可能性が浮上している。

 エバートンとの“マージーサイド・ダービー”で先発出場した南野は4-3-3システムの最前線に配置された。前半34分に左サイドからのベルギー代表FWディボック・オリギのクロスにジャンピングヘッドを試みるもあと一歩届かず、移籍後初ゴールとはならなかった。後半に入っても果敢なハイプレスで献身的なプレーを見せ続けたが、ネットを揺らせぬまま後半25分に途中交代している。

 ユルゲン・クロップ監督はユーティリティー性の高い南野について、固定ポジションの明言を避けており、最前線やウイング、インサイドハーフなど、前線のあらゆるポジションで起用される可能性が高い。一方、英メディアはリバプールで確固たる地位を築いているワイナルドゥムが来夏に退団する可能性を報じている。

 英紙「メトロ」は、ワイナルドゥムにイタリアとスペインから複数のオファーが届いており、今冬の売却は拒んでいるものの、来夏の放出は検討していることを伝えている。また、「クラブは契約延長を除外しているわけではないが、南野の到着が重要な意味を証明している」と指摘している。

 英メディア「GIVE ME SPORT」も「南野は、ワイナルドゥム退団を穴埋めする多様的な役割を務めることができ、この日本代表はエバートン戦でもより深い位置で役割を担う能力を備えていることを十分に示した」と説明。ワイナルドゥムはクロップ体制で不動のインサイドハーフとして確固たる地位を築いているが、今年で30歳を迎えることもあり、24歳南野の中盤起用の可能性も含め、クラブは世代交代も考慮しているのかもしれない。

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