ダルグリッシュ氏が公式ツイッターに投稿、若手が躍動した一戦を称える

　リバプールのレジェンドである元スコットランド代表FWケニー・ダルグリッシュ氏が、現地時間5日に本拠地アンフィールドで行われたFAカップ3回戦のエバートン戦（1-0）での古巣のパフォーマンスを、自身の公式ツイッターで称賛。この試合で新天地デビューを飾った日本代表MF南野拓実についても、「素晴らしいデビュー戦だった」と称えている。

　2020年の年明け2戦目となったリバプール。年末から続く過密日程のなかで、ユルゲン・クロップ監督は主力選手を温存した。1月1日に正式加入となった新戦力の南野を3トップの中央でデビューさせ、さらに10代選手を3人先発に起用して試合に臨んだ。

　前半は南野にも決定機が訪れたなかで無得点に終わったが、後半26分に18歳のMFカーティス・ジョーンズがゴール左から豪快なミドルシュートを叩き込んで均衡を破ると、それが決勝点となって宿敵エバートンに勝利した。

　ダルグリッシュ氏はこの試合後、自身の公式ツイッターで「リバプールの若い選手たちにとって、なんとファンタスティックな結果だろう」とコメント。チームに勝利をもたらしたジョーンズの決勝弾を「素晴らしいゴール」と称え、イングランド代表MFアダム・ララーナ、スペイン代表GKアドリアン、ベルギー代表FWディボック・オリギ、元イングランド代表MFジェームズ・ミルナー、イングランド代表MFアレックス・オックスレイド＝チェンバレンを名指しし、「先輩選手が素晴らしいリードを見せた」と続けた。

　また、残念ながら移籍後初ゴールとはならなかったが、後半に入っても献身的なハードワークを続けていた南野にも言及。「タクミ・ミナミノの素晴らしいデビュー戦だった。若い選手たちが学ぶための、エクセレントな手本」と、リバプールの伝説的な英雄は新天地での第一歩を踏み出した日本人アタッカーに称賛の言葉を送っている。