一番の人気銘柄は? 英注目「今夏のゼロ円移籍15選手」…“過少評価FW”も選出
トットナムMFエリクセン、レアルMFモドリッチら名手がずらり
冬の移籍市場が開幕し、注目を浴びているのは2020年夏に契約が切れる選手たちだ。英サッカーサイト「90min」は「残り半年でゼロ円移籍の選手15人」を紹介。ここにきてインテルへの移籍が噂されるトットナムのデンマーク代表MFクリスチャン・エリクセン、2018年のバロンドーラーであるレアル・マドリードのクロアチア代表MFルカ・モドリッチらが取り上げられている。
近年、欧州の移籍金は高騰し続けている。プレミアリーグにおいても、これまでDF史上最高額とされていたリバプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクの記録を、昨年マンチェスター・ユナイテッドに移籍したイングランド代表DFハリー・マグワイアがあっさりと更新。その流れは今後も続くと見ていいだろう。
その影響もあって大きなポイントとなっているのが、フリー契約での獲得だ。昨年はアーセナルのウェールズ代表MFアーロン・ラムジーが移籍金なしでユベントスへ移籍。移籍金なしの名手獲得は、コストパフォーマンスの観点から見ても好手と言えるだろう。
今回「90min」が紹介した「残り半年でゼロ円移籍となる選手」として取り上げたのは15人。多くのクラブが獲得を欲するような選手たちが並ぶ。
一番の人気銘柄と言えば、やはりトットナムのエリクセンだろう。これまでプレミアリーグで200試合以上の出場経験があり、50ゴール、60アシストを記録するプレーメーカーには、レアルやユナイテッド、インテルなど、多くのクラブが興味を示している。夏まで待てばフリー契約となるが、どのチームが獲得するのか注目が集まる。
その他には、最近アトレチコ・マドリードへの移籍が噂されるウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ、マンチェスター・シティの屋台骨としてプレーするブラジル代表MFフェルナンジーニョ、「10年間で最も過小評価されている選手の1人」と称されるチェルシーのフランス代表FWオリビエ・ジルーなどの名前が挙がっている。
特に注目したいのは18年のバロンドーラーであるレアルのモドリッチだ。「同世代の最高のMFの1人」と評価される34歳のモドリッチは、近年のレアルが獲得したUEFAチャンピオンズリーグのタイトルに不可欠だった存在。年齢を重ねて最盛期は過ぎた感も漂うが、それでもパフォーマンスのレベルは依然として高く、どのような選択を下すのだろうか。
夏にゼロ円で移籍させるのであれば、1月に移籍を成立させて移籍金を求めるクラブも出てくるだろう。様々なクラブの思惑を踏まえれば、移籍市場への興味が一層湧くはずだ。