「リバプールは負け方を知らない」 南野デビュー戦で達成、“無敵”データを英メディア称賛
本拠地アンフィールドで直近25戦無敗、宿敵エバートンにはホームで1999年以来負けなし
リバプールは現地時間5日に行われたFAカップ3回戦で宿敵エバートンと対戦し、18歳のMFカーティス・ジョーンズのゴールで1-0の勝利を収めた。これでホームでの「マージーサイド・ダービー」は23試合無敗となり、英メディアは「リバプールは負け方を知らない」とその強さを称賛した。
2020年の年明け2戦目となったリバプール。年末から続く過密日程のなかで、ユルゲン・クロップ監督は主力選手を温存。新戦力の日本代表MF南野拓実を“フィルミーノ・ロール”でデビューさせ、さらに10代選手を3人先発に起用して試合に臨んだ。
前半は南野にも決定機が訪れたなかで無得点に終わったが、後半26分に18歳のジョーンズがゴール左から豪快なミドルシュートを叩き込んで均衡を破ると、それが決勝点となって宿敵エバートンに勝利した。
3日のプレミアリーグ第21節シェフィールド・ユナイテッド戦に2-0で勝利し、2019年1月から1年間無敗を続ける無敵のリバプール。その強さは圧倒的で、英衛星放送では「リバプールは負け方を知らない」と称し、驚きのスタッツを紹介している。
記事によれば、リバプールはホームでの対エバートン戦で23試合無敗(13勝10分)を続けており、最後に負けたのは20年以上も前の1999年だという。今季はすでにリーグ戦(第15節/5-2)でもエバートンから勝利を挙げており、同一シーズンにホームで2度エバートンに勝ったのは1986-87シーズン以来となった。また、FAカップに限れば、これまでホームでは一度もエバートンに負けていないという(4勝2分)。
そして、その強さはライバル相手だけではない。本拠地アンフィールドでは直近の公式戦25試合で23勝2分という戦績で、さらに直近5試合に限ってはすべてクリーンシート(無失点試合)を達成。他を寄せつけない無類の強さを誇っている。
南野の加入で、日本でもさらに注目度を増している現欧州王者のリバプール。プレミアリーグ初優勝、そしてUEFAチャンピオンズリーグ2連覇も視野に入れる“レッズ”の、さらなる快進撃から目が離せない。