マジョルカ久保、6戦未勝利と停滞も…現地紙は後半の復調評価 「最も鋭い攻撃を見せた」
グラナダ戦に8試合連続スタメンも0-1敗戦 スペイン紙はチーム最高タイ評価
マジョルカの日本代表MF久保建英は現地時間5日、リーガ・エスパニョーラ第19節グラナダ戦に8試合連続で先発し、フル出場したもののゴールに絡むことができずチームも0-1で敗戦した。この日は出場停止になった主力選手が多く、3バックの布陣で臨んだチームは停滞したものの、現地紙「AS」では4バックに戻してから久保がチャンスメークに奔走したと評価している。
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この日のマジョルカはFWアンテ・ブディミルとMFイドリス・ハバを出場停止で欠き、苦手のアウェーマッチということもあって3-4-2-1システムを採用。久保はシャドーのポジションでキックオフの笛を聞いた。立ち上がりに右足でシュートを放ったものの、チーム全体がなかなか久保に良い形でボールを渡すことができず、前半24分にグラナダに先制点を許す苦しい展開となった。
後半に入っても単独突破が目立つなど、なかなか久保らしさが光る場面は生まれなかった。しかし同紙は「ハーフタイムの再開後、試合内容は変わった。グラナダがモントーロを欠き、すでにゴールを奪ったのもあってか、マジョルカがボールを握ってコントロールできるようになった。久保はMFアレイシュ・フェバスの交代でフォーメーション変更し、4バックとなったマジョルカの中で最も鋭い攻撃を見せた」と、本来のポジションに戻ったことで良さを出そうとしていたと評価。3段階評価の採点でも、久保にDFフラン・ガメス、DFマルティン・ヴァルイェントと並ぶチーム最高タイの「2」を与えている。
リーグ戦で6戦未勝利(1分5敗)となり、前半戦終了のタイミングで降格圏内の18位に転落したマジョルカ。久保の能力は明らかにチーム内で随一だが、彼を生かすメカニズムは後半戦に構築されるのだろうか。