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二冠に挑む東福岡と”東京勢”國學院久我山が決勝へ 選手権で17年ぶりに実現した因縁
インターハイ王者の東福岡 準決勝で星稜に完勝
昨年の12月30日に開幕し、熱戦が繰り広げられてきた第94回全国高校サッカー選手権。9日の準決勝が終了し、頂点を争う2校が出そろった。
準決勝第1試合で前回王者の星稜高校(石川)を2-0の完勝で下したのは、17年ぶりの決勝進出となる東福岡高校(福岡)。4-3-3システムを基本に、チーム全体が豊富な運動量でボールの周囲に数的優位を作っていくゲーム運びが光る。そして、9月に右足首を負傷した影響で本調子ではなかったMF藤川虎太朗が準決勝で今大会初スタメン。貴重な決勝ゴールとなる先制弾を決めた。キャプテンのMF中村健人が「藤川が入るとボールが回る。早く戻って来いと言っていた」というキーマンが復帰した。
攻守に派手さはないが、基本に忠実な全員サッカーが東福岡の持ち味。決勝の舞台でも、ピッチ上に11人以上の選手がいるかのように感じる運動量を発揮するはずだ。
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