今季は未曾有の大不振も… 王者チェルシーが総人件費でプレミア首位の座を奪還!
マンチェスターの両雄を抑え首位に返り咲く
昨季王者チェルシーが、総人件費でプレミアリーグ首位の座を奪還したことが明らかになった。英地元紙「デイリー・メール」が報じている。
オイルマネーでビッグネームを次々に獲得してきた”元祖”チェルシーは、2008年夏以降に中東からの莫大な資金によって一躍強豪となったマンチェスター・シティの台頭によって、11-12シーズンに首位の座から陥落。さらにルイス・ファン・ハール監督の就任後、2年間で460億円もの衝撃の大補強に打って出たマンチェスター・ユナイテッドが人件費を高騰させた影響により、12-13シーズンからは3位に転落していた。
だが、昨季のチェルシーの総人件費は13-14シーズンと比較し、11.8%アップの2億1560万ポンド(約367億円)まで増加。13-14シーズン首位のユナイテッドは6.3%ダウンの2億300万ポンド(約345億円)で2位となっている。シティは6.4%ダウンの1億9350万ポンド(約329億円)で3位。4位のアーセナルは15.4%アップの1億9200万ポンド(約326億円)と、一気に総年俸を増加させてきた。
今季はチェルシーが第20節終了時点で14位と低迷し、すでにジョゼ・モウリーニョ監督が解任された。ユナイテッドも序盤首位に立ったが、5位に順位を下げており、ファン・ハール監督には解任論が渦巻いている。
中小クラブのレスターが2位に躍進する中、アーセナルは首位、シティは3位とバジェットどおりの強さをここまでは披露している。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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