矢板中央、2年生FW多田の2発で快勝! 四日市中央工を手堅く破り、2年ぶり4強へ
前半に2得点を挙げて突き放し、後半は守備を固めて無失点でしのぎ切る
第98回全国高校サッカー選手権大会準々決勝、駒沢陸上競技場で行われた矢板中央(栃木)と四日市中央工(三重)の対戦は、2年生ストライカーFW多田圭佑の2ゴールによって矢板中央が2-0と快勝。第96回大会以来となるベスト4進出を果たした。
3大会連続で8強進出を果たすなど選手権で安定した力を発揮する矢板中央と、ガイナーレ鳥取内定が決まっているFW田口裕也を擁する「四中工」こと四日市中央工の一戦は序盤から激しい球際の競り合いが生まれる展開となった。
試合が動いたのは前半12分のこと。右サイドからのクロスに対して矢板中央の2年生ストライカーFW多田圭佑が巧みに最終ライン裏を抜け出すと、飛び出してきた相手GKの位置を見極めて豪快に蹴り込み、矢板中央が先制に成功した。
これで勢いに乗った矢板中央と多田は同20分にもスコアを動かす。相手最終ラインのビルドアップを多田が激しくチェックし、ボールを奪取。そのままドリブルで独走すると、冷静に相手GKとの1対1を制して2-0。矢板中央が一気に突き放しにかかった。
後半に入ると四中工が両サイドで攻勢を強める一方で、矢板中央が手堅く守備を固める展開に。この攻防を制したのは矢板中央。4バックが破綻することなく無失点でしのぎ切り、手堅く埼玉スタジアムへの切符を手にした。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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