ベイルは「気が散った選手」 “情熱の欠如”を名将カペッロが危惧「完璧な選手だが…」
元レアル監督、才能を称賛も「フットボールにプライオリティーがないように感じる」
名将ファビオ・カペッロ氏には、レアル・マドリードでプレーするウェールズ代表FWギャレス・ベイルからフットボールに対する情熱が感じられないようだ。英紙「デイリー・メール」電子版のインタビューでベイルに対する印象を明かした。
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カペッロ氏は古巣であるレアルについて「クリスティアーノ(・ロナウド)はどこのチームでも重要な選手。レアル・マドリードは彼と別れ、そのポジションを(カリム・)ベンゼマが務めるようになったから苦しんでいる」と、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)の不在がチームに大きく影響していると指摘している。
その証拠にレアルは、ロナウド在籍時の2013-14シーズンからUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を5年間で4回制覇したが、ロナウドが移籍した昨季はラウンド16でアヤックスに敗れ、リーガ・エスパニョーラでも3位でフィニッシュ。その存在の大きさを改めて感じさせる結果に終わった。今季はバルセロナと熾烈なデッドヒートを繰り広げているが、年間50得点を保証していたゴールマシンの代わりになる選手はいまだに現れていない。
ロナウド後のエースとして期待されたのがベイルだ。しかし、ウェールズ代表FWは度重なる負傷もあり、パフォーマンスが安定せず、その期待に応えているとは言い難い状況だ。最近はレアルよりもウェールズ代表でのプレーや、趣味のゴルフのほうがプライオリティーが高いとも揶揄されている。
カペッロ氏はベイルの能力の高さを称賛しつつも、やはりフットボールに対するモチベーション低下を懸念しているようだ。
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