ファン・ダイク、精密“50m級”ロングフィード連発に海外驚嘆 「CBのスーパースター」
2試合連続でロングフィードから先制点を演出 母国メディアは「格別のボール」と称賛
リバプールは現地時間2日、プレミアリーグ第21節シェフィールド・ユナイテッド戦に臨み、2-0の勝利を収めた。この試合の先制点につながるオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクのロングフィードが「格別のボール」と称賛されている。
試合前の時点で18勝1分、圧倒的な成績で首位を独走しているリバプール。年が明けて2020年最初の公式戦となったシェフィールド戦では、前半4分にエジプト代表FWモハメド・サラーが先制点を挙げると、後半にはセネガル代表FWサディオ・マネが追加点。危なげなく今季19勝目を手にした。
幸先の良い2020年のスタートを切ったリバプールにあって、2人のエースによる得点はもちろんのこと、シェフィールド戦で注目されているのが先制点につながったファン・ダイクのロングフィードだ。
自陣中央付近でイングランド代表DFジョー・ゴメスから横パスを受けたファン・ダイクは、トラップすると即座にルックアップし、前方へランニングするスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンを認識。間髪入れずに右足でロングフィードを送ると、50メートルはあろうかという距離ながら、正確無比なボールがロバートソンの走り込んだ先に届けられた。悠々と抜け出したロバートソンは、余裕を持ったラストパスでサラーの先制点をアシストしている。
2019年最後の試合となったウォルバーハンプトン戦でも、圧巻のロングフィードから得点の起点となっていたファン・ダイク。ハイレベルなパフォーマンスの継続にオランダメディア「VTBL」は、「ファン・ダイクは格別のボールを送り続ける」と見出しを打ち、「アンドリュー・ロバートソンはいとも簡単にサラーにボールを届けることができた」と表現した。
また、英メディア「プラネット・フットボール」は「ファン・ダイクはまたしてもサッカー界唯一のセンターバックのスーパースターであることを証明した」として、今季の活躍を称賛。そのなかで、シェフィールド戦のプレーについては「ピンポイントのロングボールは(シェフィールドDF)ジョージ・バルドックを面食らわせ、地面に這わせた」と描写している。
世界最高峰の守備力を誇りながら、攻撃面でもコンスタントに多大な貢献を果たすファン・ダイク。そのプレーは日々、観客に驚きを与えてくれている。