ニューカッスル武藤、2試合連続先発も負傷交代 指揮官は悔恨「武藤がいなくなり…」
格下相手にドロー ブルース監督は主導権を失った要因に武藤の負傷交代を挙げる
ニューカッスルのFW武藤嘉紀は現地時間4日、FAカップ3回戦ロッチデール戦(1-1)に先発出場したが、後半8分に負傷のため交代となった。スティーブ・ブルース監督は「武藤がいなくなり、主導権を失ってしまった」と語り、武藤の負傷退場を試合のターニングポイントに挙げている。
ニューカッスルで2シーズン目を迎えている武藤は、開幕からレギュラーをつかめない時期が続いていたが、現地時間1日のプレミアリーグ第21節レスター・シティ戦(0-3)で今季初の先発フル出場。ロッチデール戦でも先発し、公式戦2試合連続先発となった。
試合は前半17分にFWミゲル・アルミロンのゴールでニューカッスルが先制したものの、後半8分に武藤、同19分にはアルミロンが負傷交代となり、同34分に同点弾を決められて1-1のドロー。再試合となることが決定している。
ニューカッスルの地元紙「ノーザン・エコー」によると、ブルース監督は試合後に「我々は2人の選手を失った。武藤がいなくなり、主導権を失ってしまった」と語り、英3部相当に所属する“格下”に引き分けた要因として、武藤の負傷に言及。「バランスを失い、相手に問題を引き起こすことができなくなった」と悔やんでいる。
一方で、前線に負傷者が相次ぐ状況ということもあり、補強の可能性にも触れている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」は、今季を通じて得点力不足に悩むチームにあって、ブルース監督が「選手獲得だけで解決するつもりはないが、これから数週間でどうなるか見てみよう」と語り、1月の移籍市場での動きを示唆したことを報じた。
苦しいシーズンを過ごしながらも、ここに来て指揮官からパフォーマンスを評価されていた武藤。移籍市場がオープンすることもあり、厳しいタイミングでの負傷となってしまった。
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(FOOTBALL ZONE編集部)