香川真司にサラゴサ退団の意思なし 現地紙指摘「もし出ていくことを考えてるなら…」
リーグ戦17試合2ゴール、退団報道も浮上したなかで香川の「唯一の考え」は?
サラゴサの日本代表MF香川真司は、2019年8月に憧れ続けたスペインの地への移籍を決断した。開幕直後こそゴールを決めるなど活躍したが、体調不良も影響して徐々に失速。一時はスタメンから外される時期もあった。同11月には、冬の移籍市場における退団の可能性がスペインメディアで指摘されたなか、本人に退団の意思はないようだ。スペイン地元紙「エル・ペリオディコ・デ・アラゴン」が報じている。
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香川は昨夏、計7シーズン所属したドイツ1部ドルトムントを離れ、スペイン2部サラゴサと2年契約を締結。長年の夢だったスペインでのプレーを実現させ、加入記者会見では「自分の決断に満足しているし、必ず1部に昇格させたい」と意気込みを語っていた。
サラゴサは開幕5戦無敗(4勝1分)で、香川自身も第2節ポンフェラディーナ戦(1-1)で移籍後初ゴールをマークするなど好スタートを切ったが、その後に体調不良(風邪)で調子を落とすとチームも失速。首位と勝ち点10差の5位で2020年に突入している。
昨年11月にはシーズン途中の退団報道もあった香川だが、スペイン地元紙「エル・ペリオディコ・デ・アラゴン」は「香川、1月の退団はないとの確かな姿勢を維持」という見出しでレポートしている。
「シンジ・カガワはレアル・サラゴサで期待されていたようなシーズンを送っていないが、その周囲は1月の移籍市場で出て行くことを考えていない。その最高レベルを披露したボルシア・ドルトムントで自由契約となり、夏に加入したアラゴン州のクラブでシーズンを終える考えを継続していることを認めている。もし香川が今出て行くことを考えているなら、それを阻むようなことをしないというスタンスのサラゴサは、選手が退団する場合一説には40万ユーロ(約4800万円)だとされる大きなサラリーの余裕が生まれ、その金額があればクラブは新たな補強の可能性が大きく高まることになる」