アトレティコ、スペイン代表FW獲得を画策 ドルトムントが移籍金49億円で売却か
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パコが自ら売り込んだ移籍話、アトレチコは買い取りオプション付きのレンタルを希望か
ザルツブルクからノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドを獲得したドルトムントは、スペイン代表FWパコ・アルカセルの売却を検討しているようだ。アトレチコ・マドリードが興味を示しているとされるパコだが、ドルトムントは4000万ユーロ(約49億円)の移籍金が用意されれば手放すと、ドイツ紙「ビルト」の記事を引用してスペイン紙「AS」が報じている。
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2018年夏にバルセロナからレンタルされていたパコは、翌年に買い取りオプションを行使されドルトムントに移籍。今季は怪我の影響もあって、12月20日現在で15試合の出場にとどまり7得点と低迷した状況にあった。
そんなパコの獲得を目指すアトレチコは11月からスペイン代表FWジエゴ・コスタを負傷で欠いており、今冬の移籍市場でストライカーの補強が急務と言われている。そういった状況を知ったパコは、1カ月ほど前に自らアトレチコへ売り込みをかけたという。
ドルトムントは今冬の移籍市場で積極的な動きを見せており、ドイツ代表MFユリアン・ヴァイグルをベンフィカへ売却し、その移籍金で得た2000万ユーロ(約24億円)をハーランドの獲得で費やしている。ヴァイグルの後釜としてMFの補強を考えているドルトムントはパコの移籍を成立させて、その移籍金を新たな補強への投資にしたいと考えているようだ。
パコの移籍金が4000万ユーロ(約49億円)以上ならばドルトムントは首を縦に振ると言われているが、獲得を望むアトレチコは買い取りオプション付きで今季いっぱいのレンタルを望んでいるようだ。
そういった両者の交渉は佳境に入っているようで、落としどころが見つかり次第パコはスペインへ帰還することになるだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)