“王者”青森山田、セットプレーの強さ生かし4発! 富山第一を破り2年連続の選手権8強
優勝経験校の対決に4-1で勝利、選手権連覇へ前進
第98回全国高校サッカー選手権は3日に3回戦の試合が各地で行われ、浦和駒場スタジアムでは前回優勝校の青森山田(青森)が富山第一(富山)との優勝経験校同士の戦いを4-1で制して、2年連続のベスト8へ進出した。
青森山田は前半7分、ロングスローのこぼれ球を1年生MF松木玖生が蹴り込んで先制。松木は2回戦の米子東(鳥取)戦に続く2試合連続の先制ゴールになった。3バックを採用する富山第一は攻撃時に両サイドに高い位置を取らせていく意思を見せたものの、相手ボール時には押し込まれて5バックとなり、なかなか厚みのある攻撃を繰り出せない。全体的に青森山田がペースを握ったまま、1-0でハーフタイムを迎えた。
そして後半4分、青森山田は左サイドでFKのチャンスを得ると、MF古宿理久がゴール前に上げたボールに反応したFW田中翔太が、飛び出してくるGKの寸前でヘディングシュートを放って追加点。さらに同19分には、J1浦和レッズ加入が内定しているMF武田英寿のCKにDF神田悠成がヘディングで合わせてゴール。セットプレーを効率的に生かし、3人の2試合連続ゴールで3-0とリードを広げた。
なんとか反撃を見せたい富山第一は同29分、ゴール正面からのFKを左サイドに振ると、DF吉藤廉がヘディングで中央に戻したボールを途中出場のMF矢崎謙介が押し込んで1点を返した。
しかし、同35分には青森山田がCKから松木のヘディングで再びゴール。4-1と突き放して試合を締めくくった。2年連続の8強進出となった前年王者の青森山田は、5日の準々決勝で昌平(埼玉)と準決勝進出を争う。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1