青森山田、2大会連続の選手権4強! 後半に昌平の反撃許すも3-2勝利、連覇へ前進
前半一挙に3ゴール、後半2失点も相手の反撃を振り切る
第98回全国高校サッカー選手権は5日に準々決勝が行われ、連覇を狙う青森山田(青森)が昌平(埼玉)を3-2で下して準決勝への切符を手にした。
青森山田は前半のうちにゴールを奪って試合展開を優位に持ち込んだ。まずは前半10分、右サイドからの低いクロスをMF浦川流輝亜が右足で狙うと、一度は相手DFにブロックされたものの、そのままこぼれ球を左足で蹴り込んで先制に成功した。続く同19分には、相手DFのクリアミスをゴール前で拾った後藤健太がそのまま蹴り込み、リードを広げた。
さらに前半ラストプレーとなったアディショナルタイム2分、青森山田は左サイドからのクロスにニアで1人競った裏側にJ1浦和レッズに加入内定のMF武田英寿が入り込み、ダイビングヘッドで3点目。ハーフタイムを目前の追加点で試合の行方を大きく引き寄せた。
反撃に出たい昌平は後半9分、相手のパスミスを奪ったFW古見洋平がドリブルで持ち上がると、スルーパスにMF須藤直輝が反応。GKとの1対1を右足で蹴り込み、2年生コンビの活躍で1点を返した。
しかし、その後の時間帯は昌平がボールを持つ時間が多少長くなったものの、なかなかゴール前に侵入させてもらえず。それでも同35分、MF鎌田大夢の縦パスに反応した途中出場のFW山内太陽が相手GKの前でボールに触ると、そのままドリブルでかわしてゴールし1点差に迫った。
しかし、昌平は残り時間であと1点を奪えず、前半のリードを生かした青森山田が3-2の勝利を収めて2年連続の4強へ進出。11日の準決勝では、帝京長岡(新潟)と仙台育英(宮城)の勝者と対戦する。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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