本田はなぜブーイングを浴びたのか? 伊紙記者の証言とミランで最低の「70%」が示す現実
ボローニャ戦交代時に浴びせられた罵声と地元メディアの酷評
ACミランの日本代表FW本田圭佑は、6日に行われた2016年初戦の本拠地ボローニャ戦に2試合連続でスタメン出場したが、後半20分にピッチを後にした。交代する際にはホームのサポーターから激しいブーイングを受け、地元メディアからは「役立たず」「足より舌に毒がある」と酷評された。
「ミランのメンタル的なアプローチは信じられないものだった。(中断期間前の)イタリア杯で勝利し、リーグ戦でも勝利したのに、こんなに元気がなく、怖れながら試合に臨んでいた。これはおかしい。ミハイロビッチ監督が中断期間、あまりにも多くの練習を選手に課してしまったのか。それが理由で足が重くて走れなかったのか。それとも、このチームは精神的な病にかかっていて、治らないのだろうか」
「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙の番記者マルコ・パゾット氏は、2部からの昇格組であるボローニャ相手に攻めきれず、運動量も乏しく、どこか腰の引けた戦いになったオフ明けのミランの心身両面の異常を指摘した。そんな状況で、チャンスメークも見せた本田には交代時に罵声が浴びせられた。
背番号10の背中に突き刺さったブーイングの理由を、パゾット記者はこう分析している。