國學院久我山、PK戦でGK村上健が躍動 数的劣勢のハンデを乗り越えて3回戦へ進出
後半11分にDF加納が2枚目のイエローで退場 PK戦でGK村上がストップ&ゴールで勝利
第98回全国高校サッカー選手権は2日に各地で2回戦が行われ、埼玉県のNACK5スタジアムでの第2試合では、0-0でもつれ込んだPK戦の末に國學院久我山(東京B)が専大北上(岩手)を下した。
國學院久我山は12月30日の開幕戦で前原(沖縄)に8-0の大勝を飾って話題を呼んだ。一方の専大北上は、初出場ながら31日の1回戦で龍谷(佐賀)に3-1で快勝して2回戦に進出してきた。
試合開始から両チームは攻撃的な姿勢を見せ、ミドルシュートも積極的に放ち両ゴール前のシーンが多いスリリングなゲームを演じた。そのゲームに変化が訪れたのは後半11分、國學院久我山はDF加納直樹がこの試合2枚目のイエローカードを提示されて退場処分に。残り時間で10人の戦いを強いられた。
そのため國學院久我山は初戦でハットトリックのFW山本航生を1トップに残す布陣変更を余儀なくされ、専大北上がボールを持つ時間が多くなった。それでも國學院久我山の最終ラインは集中力を保ち、マイボールになれば積極的に全体が押し上げて攻撃姿勢を失わず、かえってゴール前に切り込む場面は多く作った。
試合はそのまま両者無得点のままPK戦へ突入。國學院久我山は3人目をGK村上健がストップしたが、専大北上も決められれば負けの5人目をGK高橋諒朗がストップ。決着がついたのは7人目で、先攻の専大北上が枠外に外すと、國學院久我山は村上が自らキッカーとして蹴り込み、PK戦を6-5で制して3回戦へと進出した。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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