今治東が選手権初出場で初勝利 山形中央に2-0快勝、“岡田メソッド”で歴史的な一歩
FC今治と連携し悲願の選手権初出場、髙瀬の2ゴールで初戦突破
“岡田メソッド”が注入された愛媛の公立校、今治東が初出場で全国1勝を手に入れた。味の素フィールド西が丘で2日に開催された全国高校サッカー選手権2回戦、山形中央戦で2-0と勝利。初の選手権で初勝利を手に入れた。
愛媛県勢といえばこれまで南宇和、近年は済美といった高校が選手権代表に名を連ねてきた。その中で今治東は今年J3に初昇格し、元日本代表監督の岡田武史氏が運営会社の代表取締役を務めるFC今治のコーチが巡回するなど、クラブと連動して育成年代の強化を実施。それが身を結び、今治勢として悲願の初出場を果たした。応援席には岡田氏、元日本代表MFラモス瑠偉氏も駆けつけるなかでキックオフを迎えた。
開始直後は山形中央のサイドを起点とした攻撃に押し込まれ気味だったものの、徐々にリズムを取り戻し、ボールを動かし始める。すると前半24分、FW髙瀬太聖が相手マーカーを背負った状況ながら巧みなターンからシュートを蹴り込み、今治東が先制点をゲットした。
1点リードで後半を迎えた今治東。小気味の良いサッカーは後半15分にも炸裂する。ショートカウンターから髙瀬がボールを持ち運び、左サイドのFW尾上哲史にパス。相手GKを引っ張り出した尾上は冷静にゴール前へ折り返すと、髙瀬がしっかりとゴールに流し込み2-0。大きな追加点を得た。
試合はこのままタイムアップ。今治勢にとって歴史的な一歩が、選手権という大舞台で刻まれた。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1