「僕はゴールに固執していない」

　ドイツへ渡ってレギュラーの座を勝ち取ったメキシコ代表FWは、同時に自信も取り戻した。抜群の嗅覚でゴールを陥れる天性のストライカーは、出場機会を得たことこそが、最も重要だったと強調している。

「自信はゴールによって得られると考えている人が多いみたいだけど、僕はそうは思わない。僕にとって自信とは、毎日毎日プレーし、リズムをつかむことで得られるんだ」

　メキシコの英雄は驚異的な決定力を持ちながら、「僕はゴールに固執していない。（ゴールは）チームの仕事の結果なんだ」と語るように、チームへの献身を自らの美学としている。最も望んでいたというプレー機会を得て、水を得た魚のごとくピッチ上で躍動。チームを勝利に導く得点を量産している。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images