ギネス杯決勝前日練習でマンU・香川に大音量の「シンジコール」 ファンハール監督から熱血指導も受ける

 あの一本のクロスが、白い巨人相手に見せた輝けるプレーが、マンUファンの中で香川の立ち位置を変えたのだろうか。前日の2日、ミシガンに11万観衆の集結したレアル・マドリード戦では、後半35分に3点目をアシスト。勝利に貢献した香川がこの日、前日練習を終えてピッチを後にしようとした瞬間だった。

 スタンドから巨大な「シンジコール」が巻き起こった。雨上がりで湿度の高いサンライフスタジアムにサポーターからの香川に対する愛情があふれた。

 レアル戦翌日の練習で先発組はクールダウンとなったが、後半16分から途中出場した香川はルイス・ファンハール監督が腕組みする中、親善試合の中日、しかも、決勝前日とは思えないほどハードな練習を課された。

 ポゼッションやプレシング、連動性を高めるメニューで汗を流した。途中にはファンハール監督から2度マンツーマン指導を受けるなど、指揮官の日本人プレーメーカーに対する期待も伝わってきた。

 

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