現役引退の神戸DF那須がサッカー人生で得た持論 「選手は何で生かされているのか…」
現役ラストゲームはベンチ外も「本当に幸せなサッカー人生でした」と笑顔で回顧
ヴィッセル神戸のDF那須大亮は、1月1日の天皇杯決勝が現役生活のラストゲームになった。2004年アテネ五輪では日本代表の主将も務めた熱い男は決勝戦ではメンバー外だったものの、「本当に幸せなサッカー人生でした」と笑顔でキャリアを振り返った。
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神戸は天皇杯決勝で鹿島アントラーズを2-0で下し、クラブ創設25年目にして初タイトルを手にした。那須は試合の登録メンバーから外れてゲームを見守ったが、優勝チームの一員に。2002年に横浜F・マリノスに入団して以降、ジュビロ磐田、柏レイソル、浦和レッズ、そして神戸においてタイトルを獲得したことになった。
那須は装い新たになった国立競技場でのゲームが最終戦になったことについて、「優勝できる予感しかなかったですよ。僕は国立での全国高校サッカーでプロへの道が開かれたんですけど、アテネ五輪の予選も、ジュビロでのナビスコカップも、レイソルの天皇杯もここでしたから。それに、レッズでも国立の試合では決勝ゴールも決めましたからね。本当に縁があるし、運命的なものを感じますね」と笑顔。チームメイトたちにも「本当に勝つ集団の雰囲気になっていますから。それぞれがリスペクトしあって、要求もできる。みんなにありがとうと言いたいですね」と感謝の言葉を述べた。
那須は前述のクラブに加えて東京ヴェルディでもプレーし、6クラブを渡り歩いた。それでも、どのクラブでも熱い男としてサポーターから愛される存在だった。
「本当にありがたいことですし、本当に幸せなサッカー人生でした。自分に関わってくれた人に感謝したいです。応援してくれる方々の色々な思いに触れられて、それに突き動かされてきましたから。それが原動力になったんです」