本田ライバル放出を失敗、ミランCEOが認める 「アトレチコはジェノア移籍にノーと答えた」
フェライニ獲得も否定
ACミランが1月の補強に向けた人員整理に苦しんでいる。アドリアーノ・ガリアーニCEOは6日のボローニャ戦を前に地元テレビ局「メディアセット・プレミアム」へ出演し、イタリア代表MFアレッシオ・チェルチの放出に失敗したことを認めた。
「チェルチは様子をみよう。まだ6カ月レンタル期間がある。アトレチコはジェノアのレンタル移籍にはノーと答えた。今は動かない。どんな合意をするにしても、アトレティコ・マドリーの承諾がなければならない」
ガリアーニ氏はローマや、ジェノアと期限付き移籍でチェルチの又貸し交渉を進めていた 。だが、アトレチコからはこれを拒否されてしまった。一方で、補強としてマンチェスター・ユナイテッドのベルギー代表MFマルアン・フェライニの獲得交渉を進めていると報じられていたが、これも人員整理が進まずに頓挫したもようだ。
「彼についての大きなニュースを見たが、否定する。興味深い選手で、私にとってはいつも好きな選手だ。7人のMFがいれば、誰かを獲得することは考えられない」
圧倒的な身体能力を誇るフェライニは空中戦で無類の強さを誇る。最前線から中盤まで複数のポジションをこなし、ユナイテッドではパワープレー要員として昨季活躍した。フェライニに対する愛情を示したガリアーニ氏だが、中盤の人員整理を進めなければ、新たな補強は難しいと嘆き節だった。 すでにジェノアに元U-21スペイン代表MFスソを期限付き移籍で放出するなど、余剰人員の整理と有望な若手の武者修行などの移籍交渉を進めている。イタリアメディアは日本代表MF本田圭佑の1月放出の可能性を報じており、中盤の人員整理にも注目が集まっている。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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