カギを握るのは「契約延長」? 再オープンの欧州移籍市場にスペイン紙が注目
“契約残り半年”選手の動向は?
2020年となったヨーロッパサッカーで真っ先にニュースとなるのが、1月の期間だけ開く冬の移籍市場動向だろう。ザルツブルクに在籍していた日本代表MF南野拓実のリバプール移籍が決まり、パリ・サンジェルマン(PSG)でプレーするウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニのアトレチコ・マドリード移籍説が取りざたされるなど、すでに活発化している様子はあるが、実は見逃せないのが「契約延長」をめぐる動き。そこに注目しているのがスペイン紙「マルカ」だ。
多くの選手の契約はシーズン終了、6月30日までとなっている。残り半年間の契約となっている選手は次の夏の市場で移籍金ゼロになってしまうため、この冬の市場で“バーゲン価格”で売りに出す場合もある。同紙調べで「2019-20シーズン終了までの契約」となっている有名どころの選手は、以下の通りだ。
クリスチャン・エリクセン(トッテナム)
ウィリアン(チェルシー)
トーマス・ムニエ(パリ・サンジェルマン)
ネマニャ・マティッチ(マンチェスター・ユナイテッド)
ドリス・メルテンス(ナポリ)
ブレーズ・マテュイディ(ユベントス)
アダム・ララーナ(リバプール)
エネル・バネガ(セビリア)
オリビエ・ジルー(チェルシー)
エゼキエル・ガライ(バレンシア)
アルテム・ジューバ(ゼニト)
ヤン・フェルトンゲン(トッテナム)
エリック・バイリー(マンチェスター・ユナイテッド)
マリオ・ゲッツェ(ドルトムント)
チアゴ・シウバ(PSG)
またスペイン人選手ではJリーグ入りの噂も立つダビド・シルバ(マンチェスター・シティ)を筆頭に、ペドロ(チェルシー)、サンティ・カソルラ(ビジャレアル)、アルバロ・ネグレド(アル・ナスル)といった代表で実績を残したクラスも多い。
これだけの面々の契約交渉について注視しているのは、欧州各国リーグだけでなくアジアをはじめとした各国も同じはず。冬の移籍市場では選手の行き来だけでなく、契約延長が順調か否かを見ることも1つの楽しみと言えそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)