インテル長友、エンポリ戦の出来に相次ぐ酷評 「最悪の存在」「持ち直したが不十分だ」
地元メディアから向けられた厳しい視線
インテル所属の日本代表DF長友佑都は、2016年初戦となった6日の敵地エンポリ戦で先発フル出場した。チームが1-0の勝利を収めた一方で、現地メディアからはパフォーマンスに対して厳しい視線が向けられている。インテル専門のニュースサイト「FCインテルニュース」などが、試合後に選手の採点を公開している。
及第点の「6」点を与えて評価したのは、「FCインテルニュース」だった。「エンポリのマルコ・ジャンパオロ監督に狙われ、マッカローネとプッチャレッリに苦しめられ続けた。しかし、最終的には決壊を防ぐことができた 」と、エンポリから執拗に狙われたものの、無失点で終えたことを評価された。その一方で、6点以下の採点が付けられたのは長友とMFジョフリー・コンドグビア、DFジェイソン・ムリージョの3人のみで、敵地での勝利でありながら厳しい評価であるのも事実だ。
そして、中立な立場の情報サイトでは、チームワースト評価で酷評を受けている。
「カルチョメルカート・コム」では、「なぜ長友だったのか」という見出しで厳しく評価された。チームワーストの「5」点を与えた上で、「ピッチ上で最悪の存在だった」と一刀両断された。「競り合いのほとんどに負けていた」と、対人プレーで強さを発揮できなかったことが低評価の要因となった。
また、「トゥットメルカート・ウェブ」も「5 」点でワースト評価になった。「マッカローネにトラブルに陥れられた」と、相手FWマッシモ・マッカローネへの対応に手を焼いたとされ、「ブーストする機会がなかった。後半は持ち直したが、不十分だ」と、攻撃面でも貢献度が低かったことを指摘された。
チームは敵地で勝利を収めて首位の座をキープしたが、長友のパフォーマンスには酷評が相次いだ。待望の契約更新まであとわずかだと報じられている長友が、今年の初戦でそれに値するプレーでアピールをしたいところだったが、残念ながらそのとおりのプレーを見せることはできなかった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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