カズ、母校・静岡学園の初戦を観戦 6-0快勝の後輩を称賛「素晴らしい試合だった」
MF井堀のハットトリックなどで岡山学芸館に勝利 観戦したカズにスタンドから歓声
横浜FCの元日本代表FWカズこと三浦知良が母校の勝利に目を細めた。31日に行なわれた第98回全国高校サッカー選手権の1回戦で静岡学園(静岡)は岡山学芸館(岡山)に6-0と快勝。スタンドで試合を観戦していたカズは「素晴らしい試合だった」と静岡学園の戦いぶりを称賛した。
静岡学園はMF井堀二昭のハットトリックなどで6-0と快勝。県勢5年ぶりとなる初戦突破を果たした。すると、試合終了直後の観客席で大きな歓声が沸き上がる。多くの視線の先にいたのが絶大なオーラを放つ“キング・カズ”だった。母校である静岡学園の勝利をスタンドから見届けた。
「僕らの時代、静岡は絶対的な存在だったんですけど、このところは選手権1回戦で負けていた。静学は今年の選手権でなんとかいいところまでいってほしいです。その初戦を快勝できたので、いい入り方ができた。素晴らしい試合だったと思います」
サッカー王国と言われて久しい静岡だが、近年は優勝から遠ざかっている。1995年に静岡学園と鹿児島実業(鹿児島)が同校優勝を果たして以来24年ぶりの頂点に向け、キングがエールを送った。試合後には選手たちの待つロッカールームにも足を運び、激励のコメントを送ったという
「勝ってよかった。楽しいプレーを見せてもらって、いい刺激を受けますね。静岡学園らしい個人技もたくさん見れました。勉強させていただきました」
来年2月には53歳を迎えるカズ。30歳以上も年の離れた後輩たちの活躍に刺激を受け、満足げな笑顔を浮かべていた。
(石川 遼 / Ryo Ishikawa)
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