11年ぶり出場の筑陽学園、“弾丸CK”から決勝弾 イチローの母校・愛工大名電に1-0勝利

愛工大名電に1-0で競り勝った筑陽学園の選手たち(※写真は入場行進時のものです)【写真:Football ZONE web】
愛工大名電に1-0で競り勝った筑陽学園の選手たち(※写真は入場行進時のものです)【写真:Football ZONE web】

CKからスタメン唯一の2年生FW岩崎がヘディングで合わせて決勝ゴール

 第98回全国高校サッカー選手権は31日に各地で1回戦が行われ、埼玉県のNACK5スタジアムでは11年ぶり出場の筑陽学園(福岡)が初出場の愛工大名電(愛知)に1-0で競り勝った。

 筑陽学園は全国大会の常連で優勝経験もある東福岡を県大会で破ってこの舞台に進出。愛工大名電は日本野球界のレジェンド、イチローの母校としても知られ野球のイメージが強かったが、サッカー部は初の選手権出場になった。

 序盤は愛工大名電が筑陽学園のゴールに迫る場面を作ったが、そこで決定機を作ることができずに時間が進むと試合は次第に筑陽学園のペースに。そして前半のラストプレーとなったアディショナルタイム3分、筑陽学園はMF藤隆成がストレート系の“弾丸コーナーキック”をゴール前に入れると、スタメン唯一の2年生FW岩崎巧がヘディングで合わせて先制ゴールを奪った。

 後半に入ると双方ともに相手の最終ラインを崩すことができずに試合は膠着。ロングボールの応酬となった感のあるゲームで、両チームのセンターバックが強さを発揮するゲーム展開になった。

 愛工大名電は試合終了間際にロングボールのこぼれ球に途中出場のFW林田圭志朗が反応してゴール前でシュートを放つチャンスを迎えたが、ボールはわずかに枠外に飛んで同点ゴールとはならず。筑陽学園がセットプレーの1ゴールを守り切って勝利を収めた。筑陽学園は年明け2日の2回戦で草津東(滋賀)と対戦する。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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