今季28得点の19歳FWハーランド ドルトムント移籍の陰で「12クラブが興味を持っていた」
代理人のライオラ氏が告白 「みんなマンUのことばかり話しているが…」
今冬の注目株だったザルツブルクのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドはマンチェスター・ユナイテッド移籍が噂されていたなかで、ドルトムントへの移籍が決まった。代理人のミノ・ライオラ氏によれば、ユナイテッドだけでなく、計12クラブものクラブが獲得に関心を示していたという。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
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ハーランドは今季公式戦22試合で28得点を決める活躍で、一躍時の人となった。UEFAチャンピオンズリーグでの活躍もあり、今冬の移籍市場に向けて欧州で最も注目を浴びる存在になったと言っても過言ではなかった。
同胞のオレ・グンナー・スールシャール監督が率いるユナイテッドへの移籍話が盛んに報じられていたが、結果的にはドイツのドルトムントと4年半契約を結んだ。違約金は2000万ユーロ(約24億円)。ハーランドの代理人であるライオラ氏によれば、ユナイテッド以外にも、多くのクラブが獲得に関心を示していたという。
「みんなマンチェスター・ユナイテッドのことばかり話しているが、彼には12ものクラブが興味を持っていた。我々はそのすべてと真剣な話し合いを行った」
ハーランドのドルトムント移籍に関して、特にイングランドでは驚きをもって報じられたが、ライオラ氏は「イングランドでは、なぜ彼がドルトムントを選んだのかでざわついているみたいだが、私にはその理由が分からない。彼は若く、キャリアの中でプレミアリーグでプレーするための時間はまだ十分にある」とし、ハーランドの将来性に太鼓判を押した。
「彼はまだプレミアリーグに移籍する時だと感じていなかった。ボルシア・ドルトムントはファンタスティックなクラブで、彼の成長には最も適したクラブだと思っているよ」
記事によれば、ユナイテッドは獲得の違約金2000万ユーロの条件は受け入れていたものの、ホランドが別のクラブへ移籍する際に行使できる買い取り条項を付けることを拒否したという。
ホランドは若手選手の育成に定評のあるドルトムントを、ステップアップの場所に選んだ。過去には日本代表MF香川真司(現サラゴサ)や元ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェ、フランス代表FWウスマン・デンベレ(現バルセロナ)などがドルトムントを経て、ビッグクラブへの移籍を実現させている。まだ19歳の“原石”は、さらに数年先を見据えたうえでの移籍を決断したようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)