2010年代「世界最強イレブン」を仏誌選出 スペイン2大名門“バルサ&レアル”勢が席巻

「フランス・フットボール」誌選出、2010年代ベストイレブンの顔ぶれは?【写真:Getty Images】
「フランス・フットボール」誌選出、2010年代ベストイレブンの顔ぶれは?【写真:Getty Images】

「フランス・フットボール」誌が特集、現神戸のイニエスタも名を連ねる

 “2020年代”のスタートが目の前に迫るなか、フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」が「2010年代のベストイレブン」を選出した。最前線にはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)、ブラジル代表FWネイマール(パリ・サンジェルマン/PSG)と過去10年のスーパースターが並んだ。

 守護神に抜擢されたのは元スペイン代表GKイケル・カシージャス(ポルト)。10年南アフリカ・ワールドカップ(W杯)と12年欧州選手権(EURO)で優勝トロフィーを手にし、13-14シーズンにはレアル・マドリードでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇も果たした。同選手は10年から3年連続でバロンドール賞にもノミネートされており、ここ10年で世界最高のゴールキーパーと称えられている。

 4バックには、右から元ドイツ代表DFフィリップ・ラーム、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイク(リバプール)、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスとブラジル代表DFマルセロ(ともにレアル)の4人が並んだ。

 ラームは14年にブラジルW杯優勝を果たし、所属したバイエルン・ミュンヘンではブンデスリーガやDFBポカールのほか、12-13シーズンにはCLも含め三冠を達成している。リバプールでプレーするファン・ダイクは、今年6月のCL優勝に大きく貢献し、19年バロンドール賞ではメッシに続く2位に入賞した。ラモスとマルセロは、ともにレアルで4回のCL優勝を飾っており、ラモスに至っては10年W杯、12年EURO制覇とスペイン代表でも栄光に彩られている。

 3人の中盤には右からクロアチア代表MFルカ・モドリッチ(レアル)、元スペイン代表MFシャビ・エルナンデス、同MFアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)。モドリッチはレアルで4度のCL制覇をはじめ、18年ロシアW杯ではクロアチアの準優勝に貢献し、同年のバロンドールを受賞した。

 スペイン代表の黄金時代を築いたシャビとイニエスタは、10年W杯で世界一に輝き、12年EUROで連覇を達成。両選手ともバルセロナでも中盤の要として活躍し、10-11、14-15シーズンとCLを2度制覇。特に14-15シーズンはリーガ・エスパニョーラ、コパ・デル・レイとの三冠達成に大きく貢献している。

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