共同オーナーを務める元NBAの天才司令塔と盟友関係

　スペインの2部マジョルカの株式を元NBAスター選手のスティーブ・ナッシュ氏と、フェニックス・サンズオーナーのロバート・サーバー氏が取得し、事実上のオーナーとなったことが報じられたが、そのマジョルカが引退状態にある伝説のファンタジスタに現役復帰のオファーを出したという。衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。

　元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロは、長らくユベントスでプレーした後にオーストラリア、インドでのプレーを経て、引退状態になっていた。現在はイタリアのサッカー番組でゲストコメンテーターを務めるなど、評論家として活動もしているが、正式な引退宣言はしていない。

　フェニックス・サンズ時代にMVPに輝き、大のサッカーファンとして有名なナッシュ氏はデル・ピエロとかねてから親交が深く、オーナー就任を機に1974年生まれのファンタジスタに対して現役復帰を説得しているとレポートされている。

　41歳の天才はピッチでのプレーが難しいとしても、コーチなど現場に関わるポストを用意するとレジェンド招聘に本気モードのマジョルカ。果たしてバスケットボール界の天才司令塔と、親日家としても知られる稀代のファンタジスタは、世界を魅了したレジェンドとしてタッグを組むことになるのだろうか。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images