サラゴサ香川、“反撃宣言”投稿にスペイン紙注目 「ファンの期待を高めている」

サラゴサMF香川真司が自身のTwitterを更新【写真:Getty Images】
サラゴサMF香川真司が自身のTwitterを更新【写真:Getty Images】

「チーム、ファンのために全力を尽くす」とSNSで後半戦の反撃を誓う 

 スペイン2部サラゴサのMF香川真司は29日、自身の公式ツイッターにスペイン語で投稿。今季後半戦での挽回を誓う内容にスペイン紙「マルカ」が注目し、「自己批判し、残る21試合での好転を望んでいる」と伝えている。

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 香川は今夏、ドルトムントからサラゴサに完全移籍を果たした。初のスペイン挑戦となったなか、第2節ポンフェラディーナ戦(1-1)では早くも移籍後初ゴールを決めるなど、好スタートを切った。しかし、負傷の影響で離脱する時期もあり、本来のパフォーマンスを発揮できていたとは言いがたい。

 現地時間19日のウエスカ戦(1-2)を最後に、前半戦を終えたサラゴサ。来年1月3日にスポルティング・ヒホンとの後半戦初戦を控えるなか、香川は29日に自身の公式ツイッターにスペイン語で次のように投稿した。

「みんなのサポートに感謝している。明日練習に戻る。僕は前半戦で出場した試合に満足していなくて、チーム、ファンのために全力を尽くす。僕らは2020年初戦に勝つ」

 スペイン紙「マルカ」は「香川が後半戦の反撃を誓う」と見出しを打ち、この投稿を引用。「シンジ・カガワはその世界的な規模の実績から単にサラゴサだけではなく、2部リーグにとってスター補強だった」と紹介し、「日本人選手は2点を挙げて上々のスタート、レベルの高さを示した。しかし試合を経るにつれてその火は小さくなり、フィジカル的な問題もその助けになっていない」と現状を説明したうえで、香川の“誓い”に注目している。

「リーガ前半戦が終わりすでに体の不調はないものの、活躍は引き続きイレギュラーなものとなっている。絶望することも満足することもなく、日本人選手は自己批判し、残る21節の好転を望んでいる。そして自身のソーシャルメディアでメッセージを残し、ファンの期待を高めている」

 前半戦の21試合を終えて、サラゴサは勝ち点33の5位。首位カディスとは勝ち点10の差が付いているものの、2位以下はまだまだ射程圏内だ。激しさを増していく昇格レースのなかで、香川にかかる期待は大きくなっている。

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