「たくさんの言葉、少しの仕事」 2戦連続先発で不発のミラン本田に、地元メディアの評価真っ二つ
16年初戦のボローニャ戦で途中交代、試合は0−1負け 寸評ではきつい皮肉が…
ACミランの日本代表FW本田圭佑は、2016年初戦となった6日の本拠地ボローニャ戦でリーグ2試合連続のスタメン出場を果たしたが、不発に終わり、後半20分でMFアレッシオ・チェルチと交代になった。ミランは同37分に失点し、0-1で敗れた。試合後にミラン専門のニュースサイト「milannews.it」など現地メディアの採点では、本田にはチーム最低タイと及第点が混在。評価は真っ二つに分かれている。
本田に5点をつけた「milannews.it」では、ごく短い寸評にとどめられた。
「たくさんの言葉、少しの仕事」
昨年10月のクラブ批判に続き、この試合前に掲載された日本メディアへのインタビューでの発言がミラン再批判と地元メディアに報じられた。本田は決定機に絡むシーンも作ったが、フィールド外での大胆な発言ほど、ピッチ内で雄弁に結果を出すことはできていないとジャッジされたようだ。
一方、本田と交代で入ったチェルチは同31分にFWニアングからのパスに抜け出しGKと1対1になるビッグチャンス。しかし、縦へのドリブルを選択したチェルチはGKをかわしながらシュートを打ち切れず、決定機を逃した。そのことが響き、採点も「4点」と酷評された。
「2つの説明しがたいミス。まずは3対2の有利な状況でニアングではなくバッカを選択してチャンスを潰した。1対1の場面でも大失敗を犯した」
他にも、MFリッカルド・モントリーボに「4.5点」がつけられ、FWカルロス・バッカ、FWエムベイエ・ニアングなど多くの選手が「5点」の低評価。及第点の「6点」はGKジャンルイジ・ドンナルンマとMFジャコモ・ボナベントゥーラのみ。本田は軒並み酷評のミランの中で、平均的な低評価となった。
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