本田2試合連続先発も決定機決められず ミランはボローニャに敗れ、2016年黒星スタート

存在感を見せた本田が交代後に決勝点を奪われる

 ACミランの2016年初戦は厳しい結果になった。6日に本拠地サンシーロで行われたセリエAボローニャ戦で、ACミランの日本代表FW本田圭佑は昨年12月20日のフロジノーネ戦に続き、2試合連続でスタメン出場。右サイドハーフで惜しいチャンスはあったもののノーゴールに終わり、後半20分でピッチを後にした。その後ミランは後半37分に決勝ゴールを許し、0-1で敗れた。

 ミランは出場停止のDFアレッシオ・ロマニョーリの代わりに、DFフィリップ・メクセスが先発した以外、前節と同じメンバーでスタートした。開始直後から縦パスに厳しく寄せるボローニャの守備に苦しんだミランは、前半15分に浮き球のスルーパスであっさりと最終ラインを破られた。GKジャンルイジ・ドンナルンマの素早い飛び出しで事なきを得たが、不安定な立ち上がりになった。

 同25分過ぎに、最終ラインの選手に対して本田が大きなジェスチャーで一度ポゼッションすることを要求。縦パス一辺倒だった攻撃に変化が生まれると、ミランのリズムが好転し始める。同28分にはFWカルロス・バッカのスルーパスに本田がゴールライン際でスライディングしながら中央にボールを返したが、ボローニャGKアントニオ・ミランテにはじき出された。

 本田は次第に存在感を発揮し、パスカットからショートカウンターの起点になるシーンを作ると、同40分には右サイドから相手2人をかわしてミドルシュートを放つ場面も作った。しかし、その流れからMFジャコモ・ボナベントゥーラが放ったシュートはGKミランテにはじき出され、前半終了間際にFWバッカが1対1になったが、GKミランテのファインセーブに阻まれ、0-0で前半を終えた。

 

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