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無人のゴールライン上で“奇跡のブロック”2連発 「世紀のクリア」と英メディア再注目
今年8月にロシア1部リーグで生まれたロストフDFチェルノフのスーパープレー
無人のゴールにシュートを放たれる絶体絶命のピンチを、ライン上で“二度”も救ったスーパークリアが、今季の名シーンの一つとして海外メディアで再び脚光を浴びている。
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スーパープレーが生まれたのは、8月31日に行われたロシア1部リーグ第8節ロコモティフ・モスクワ対ロストフの一戦だった。ウズベキスタン代表FWエルドル・ショムロドフの2ゴールでリードしたアウェーのロストフは、後半36分に1点を返され防戦一方となる。
そして終了間際の同45分、自陣ゴール前のクロスにロストフGKが飛び出すもボールに触れず、ロコモティフの選手にヘディングシュートを放たれた。そのまま無人のゴールに吸い込まれるかと思われた瞬間、ロシア代表DFエフゲニー・チェルノフが猛ダッシュで戻り、ライン上で体を投げ出しながら右足でシュートを弾き返した。
さらに驚くべきプレーが生まれたのは、この後だ。こぼれ球をゴール前にいた相手FWルカ・ジョルジェヴィッチが拾い、足もとに収めてシュート体勢へ。味方が誰一人として戻りきれていないなか、ゴール内に倒れていたチェルノフが素早く立ち上がると、そのまま上半身からシュートコースをふさぐようにダイブ。腰付近で決定的な一撃を止め、絶体絶命のピンチを脱して2-1の勝利を導いた。
このゴールライン上でのチェルノフのスーパークリア2連発は、試合直後から世界各国メディアで称賛を浴びたが、英サッカー専門サイト「Dugout」公式ツイッターは4カ月が経過して再び注目。「ロストフのチェルノフは今年、世紀のクリアを主張」と綴り、動画とともに投稿している。2019年を代表するスーパープレーの一つとなったのは間違いないだろう。