本田が改めて示した名門ミランへの忠誠 誤解が招いたクラブ再批判報道

「チームのために働ける選手」と再評価

 記事では、本田は確かに10番として決定的な違いを見せられる選手ではないが、昨年12月20日のフロジノーネ戦を見れば分かるように、チームのために働くことができる選手であると評価をしている。

 また、「ミランはキャリアの終盤にある選手ばかり獲得する」と発言したと報じられた部分には、翻訳の問題があったと指摘している。記事では、本田が言ったのは「このデリケートな状況下で、本田自身を含めた一人の選手が状況を変えるのは難しい」という意味だと報じている。決して、前述のような発言をしたわけではないとしている。

 昨年10月4日のナポリ戦後にはシニシャ・ミハイロビッチ監督、クラブ首脳陣、サポーターとまさに全方位に向けた批判を展開していただけに、今回も同様だろうという印象を持たれてしまった可能性はある。しかし実際のところは、本田はミランのために全力を尽くすことを伝えたかったということのようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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