王者ユベントスの”トップ下狂想曲” 今冬に獲得を狙う5人の候補者たち
「ビッグネームか、何もなしか」
他では、夏に獲得失敗に終わったレアル・マドリードのスペイン代表MFイスコ、ミランなども興味を示すゼニトのベルギー代表MFアクセル・ヴィツェル、チェルシーのセルビア代表MFネマニャ・マティッチ、モナコのポルトガル代表MFベルナルド・シウバの4人に対しても、獲得への調査をスタートしたとしている。
その中では、モナコのシウバ獲得が最も現実的なラインにあるという。移籍金は1500万ユーロ(約20億円)から2000万ユーロ(約27億円)に落ち着くと見られ、ユベントスの強化部も注意深く彼のプレーを見ているとしている。シウバは左利きのドリブルを得意とするアタッカーで、トップ下というよりもアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラとプレースタイルが重なる面があるのをどう判断するだろうか。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督は、今冬の移籍市場に対して「ビッグネームか、何もなしか、どちらかだ」というコメントを残している。MFエルナネスの例を念頭に置いたのかは分からないが、妥協して現在のチームの中に埋没するレベルの選手なら獲得しない意向を表明している。
4-3-1-2システムの採用を熱望しながら、トップ下問題により3-5-2に回帰して昨年末に向けて連勝街道をひた走ったユベントス。果たして、冬のトップ下狂想曲はどんな決着を見るのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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